30数年生きてきて、いったい何度、行き違いをやってきただろう。
行き違いをしたせいで、それまで友達だったコと不仲になったり、何か煮え切らない感情をお互い残してしまったり、勘違いから生じた行き違いでも、単純に解決しないこともある。 自己最高の時間を費やした行き違いは5時間。 京都で学生をやっていた時分、男子と約束をして、京阪の駅で待ち合わせた。四条京阪に午前11時くらいについて、待ち始めること数分。彼氏彼女じゃないにしても、初めていっしょに遊びに行くのに遅れるとは!その男子の点数は10からマイナス3の7点に。(好みの容姿じゃなかったのでマイナス1。初対面のときに大分をバカにした発言をしたためマイナス1。この日の時点ですでに8点となっていた) 地下へ下りてみたり、地上の駅周辺を一周してみたり、待てど暮らせどヤツの姿は見あたらない。気がつくと5時間がたっていた。しかし、よくもまあこんなに待ったもんだ。寮の門限前に帰らなければならないので5時間ですんだが、一人暮らしで門限などなかったら、さらに長いこといたかもしれないと思うと、ゾッとする。7点やそこらの男子のために5時間待つか??今では考えられないヒトの良さ。ウブいというか、アホというか。三十路を遠く過ぎた今では、5分が限界だ。 寮に戻って、ことの成り行きが判明した。わたしは四条で待ち、ヤツは七条で待っていた。ただそれだけの話。わたしも待ったが、ヤツもかなり長いこと待っていたようだった。なので腹立たしい気はしたが、イーブンという結論で締めくくった。 そして今日。またやってしまった。 ウズを連れてカイロプラクティックに行くのは大変だろうと、近所のTさんが、親切にもついてきてくれるという。彼女のご厚意に甘え、2時過ぎにお迎えに上がることにしていた。ところが、ご自宅まで行き、車があるのは確認したが、呼び鈴を押しても裏庭に向かって呼びかけても、Tさんは現れない。 「きのう届けたカボチャの煮物が辛すぎて、血圧が上がって部屋の中で倒れているんじゃないか?」とか「すっかり忘れて犬の散歩にでも出かけたんだろうか?」「ダンナさまにお使いでも頼まれたのだろうか?」これ以外にもいろんな状況を思い浮かべた。しかたなく、ここへ来たけど不在でした、という旨のメモを残し、カイロへと向かった。 2時間後、家に戻ると郵便受けにメモがあった。Tさんからだ。ふるえたような古めかしい手で、 「電話を掛けたがFAXになっていて掛かりません。ここまで来ましたが、戻ります」と書かれてあった。部屋に入り、留守電を聞くと「4時までには戻りますので、心配しないで・・・」。 思わずキムタク風に、「ちょっとま〜てよ〜っ」とつっこんでしまいました。 四条と七条ならわかるが、2時と4時じゃ響き違うぜ〜〜〜。 でも、行き違いです。彼女に非はなく、確認しはしたものの、ケイタイの番号まで渡していなかったわたしの方に、非があるといえばある。どうやら今回はイーブンではなさそうでした。 心の広いTさんは、「次回の予約の時はかならずついていくから言ってね」と申し出てくれました。 自分の非を認めないヒトが大部分じゃないかと思われる国にいて、行き違いばかりを繰り返しているわたしですが、こういう優しい人に助けられらながら細々と日々の暮らしを営んでいるのでした。 #
by 519mph
| 2007-05-04 14:00
| 日々所感
久しぶりの更新。
今日はウズの「赤ちゃんモデル初仕事」についてご報告します。 ここは木曜日に行った現場の入り口。FWY118のDe Soto で下りて進んだとんでもない山のてっぺんで、はるか南にカタリナ島まで見えた感じです。いや、まじで。 木曜日は時間が押して、赤ちゃんはみんな撮影までこぎ着けずに帰宅となりました。ゆずの出番なしと、がっかりしながら帰ったのですが、またお声がかかりました♪で、今日は撮影2日目。朝一の集合。現場はFWY14をちょっと行った先にある牧場でした。 撮影風景 #
by 519mph
| 2007-04-22 15:50
| 日記
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